落語のごくらく

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落語家としてご飯は食べて行けるのか?気になる階級別お給料を解説!

 

お客さんを自身の話芸で感動させたり、笑わせたり、怖がらせたりすることを商売とする落語家さん・・・

 

ちょっと気になるのが、落語家さんの収入・・・

 

一口に落語家と言っても、見習い・前座・二つ目・真打と階級が分かれています。

 

修業期間が長く厳しい世界だと言われていますが、実際に落語家を目指そうと思った際には、どこまで上り詰めれば落語家としてご飯を食べていけるのでしょうか?

 

落語家さんの収入について、解説していきます。

 

 

 

 

階級別の収入の違い

 

見習い・前座・二つ目・真打それぞれでどれくらいの収入があるのでしょうか?

 

見てみましょう。

 

見習い

 

前座見習いの仕事は、師匠(あるいは兄弟子)に付いて仕事先へのかばん持ちを持ったり、師匠の家の雑用、前座(楽屋入り)になるための修業(落語の稽古、着物の着方やたたみ方、鳴り物の稽古など)です。

 

見習い・前座の場合は師匠の家で泊まり込みで雑用をするいわゆる丁稚奉公をするのが普通ですが、時代と共に自宅から通う人も増えているそうです。

 

ただ、その分家賃、光熱費など生活費はかかり、アルバイトをすることも禁止されているので、金銭面ではだいぶ苦しい時期だと言えるでしょう。

 

しかしながら、師匠や兄弟子におごってもらったり、お小遣いをもらうようなこともあります。

 

もちろん、おごってもらったご飯を残すようなことは失礼にあたりますので、絶対に出来ません。

 

前座

 

修行したのち、師匠から楽屋入りを認められると、今度は寄席で前座を任されたり、師匠の落語会の前座をやらせてもらえるようになります。

 

出演料の相場は5000円~3万円だそうです。

 

30日高座に上がるとすれば、月で約15万円もらえるということになります。

 

しかしながら、さすがに毎日高座に上がるようなことはないと思いますので、月の金額はもう少し低いかもしれません。

 

楽屋では忙しく走り回り、師匠方を気遣い、それでいて自分の修行もきちんと怠らない。

 

落語家になるために一番厳しいのは、前座時代かもしれません。

 

 

二つ目

 

二つ目になると、師匠宅での雑用も楽屋での仕事もなくなりますので、ある意味では解放され自由の身になります。

 

しかしながら、逆を言えば、自分で仕事を見つけてこなくてはならないということでもあります。

 

人気の二つ目には多数の仕事が舞い込んできますが、自分を売り込むことを怠ると仕事は舞い込んで来ません。

 

また、お小遣いをもらえなくもなりますし、今度は自らが自分の弟弟子などにおごったり、お小遣いをあげなくてはなりません。

 

そんな二つ目の出演料の相場は、2万円~15万円だそう。

 

実力や人気の差によっても収入に差は出ますが、月約40万円程度だそうです。

 

これでも普通のサラリーマンよりはかなり高所得だと言えますね。

 

 

真打 

落語家最大の階級と言える真打。

 

真打になれば、弟子を取ることを許され、落語界でも大きな権限を持つようになります。

 

勿論、二つ目と同じく、実力・人気によって収入に差はあります。

 

笑点メンバーや立川志らくさんはテレビにもよくご出演されていますので、その収入も含めればかなり大きな収入になるでしょう。

 

そんな真打の出演料の相場は、5万円から100万円以上の差があります。

 

ただ100万円も超えるような落語家さんは、東京でも数人と言われています。

 

ただ自身が投げかける言葉と声、そして小道具の扇子と手ぬぐいだけで100万円だと考えればすごく夢のある職業だと言えます。

 

平均すると、月収50〜300万円と予想できます。

 

 

寄席で行われるワリのシステム

 

 あなたは寄席に行ったことがありますか?

 

寄席は落語家をはじめ、曲芸・漫才などが集まる娯楽施設です。

 

浅草の寄席では一度入れば、寄席を出ない限り何時間でもいてもいいので、私は合計8時間くらいず~っと入り浸っていました。

 

途中で猛烈な睡魔に襲われ居眠りをしてしまいましたが・・・

 

さて、そんな寄席に出ている演者さんのお給金システムはどのようになっているのでしょうか?

 

寄席では、出演者で経費分を引いた売り上げを分けます。

 

勿論、公平均等に分けるのではなく、トリを務める主任が多くもらえる場合が多いです。

 

その分、トリを務めるには30分~1時間の長い演目をこなせる技術力も必要ですし、トリになればなるほどネタを被らせないようにするのが難しくなるため、たくさん演目をやれる必要もあります。

 

この演者それぞれへの分け前は、細かくルールがあるわけではなく、『この人であればまあこれくらいだろう・・・』という暗黙の了解があるようです。

 

師匠によっては、今日は若い連中に多く分配しなさいという粋な人もいるようです。

 

この暗黙の了解によって、もし自分の分け前が極端に少なければ、『自分はこの程度だと思われているのか』ということも分かるため、負けず嫌いの人であればますます稽古をして芸に磨きがかかりそうですね。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

自身の話芸のみでお金を稼ぐ。

 

これだけモノに頼らない芸も現代では非常に希少で珍しいですね。

 

情報過多、ものに溢れている現代だからこそ、一本筋の通ったはっきりとした落語はこれからますます人気になっていくのかもしれません。