知識も才能も金もない2人の大学生が一からブログ始めてみた。

どこにでもいる普通の大学生が普通から脱却するため、ブログ始めました。

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例え死神とでも約束は守りぬけ。【死神】part1 台本

こんにちわ!ヨンスです!

 

今回の演目は【死神】です!この演目は僕が生まれて初めて落語を聞いた時の演目であり、落語を好きになったきっかけと言っても過言ではない演目です!!

 

この演目は昭和元禄落語心中という漫画(アニメになってます)に出てくる八代目有楽亭八雲が得意とする演目です!!このアニメは演目の中のお話というよりは、落語家としての日常や師弟関係、友情を描いたものです!!

 

今度昭和元禄落語心中についての記事も書きますね!

 

 

昭和元禄落語心中のHPはこちら

www.rakugo-shinju-anime.jp

 

 

 

 

 

【生まれて初めて落語を聞いた立川志の輔さんの死神】

 

 

 

 

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 昔から流行り廃りということを言いますが、人間ばかりではなく神・仏にもやはりありまして・・

 

もっとも神様といっても嫌がる神がありまして、疫病神、貧乏神、疱瘡神、死神なんという・・これはどうも人に歓迎されない神様で・・

 

 

 

じれったいねえこの人は!わずかばかりの金を算段にできないで、ぼんやり帰ってきてどうするんだい!?
だって金がねえんだからしょうがねえ・・
おまえぐらい意気地なしはないよ!!馬鹿!間抜け!とんちき!豆腐の角に頭ぶつけて死んでおしまい!出ていけ!!
うるせえなぁ・・分かったよ、出てくよ!!
こんな強いかかあってのはないねえ本当に・・うち行きゃあ銭がねえし、ぎゃあぎゃあぎゃあ言われるし、どこ行ったって貸してくれねえし・・・
もう生きてんのが嫌になっちゃったな・・死んじゃおうかな・・
どう死のうかな・・身を投げるのは嫌だな・・七つの時、井戸に落っこちたことがある・・あんな苦しい思いをするなら生きてる方がいい・・
ん?大きな木があるねえ・・あっ、首吊って死のう!これなら銭もいらねえし
でも始めてやるからなぁ・・どうするのかなあ・・首をくくるってのは・・
教えてやろうか・・・
え?
 

木の陰からひょっと出てきたのは、歳は八十以上にもなろうか、頭に薄い白い毛がぽやっと生えて、鼠色の着物に前がはだけて、あばら骨一本一本数えれるくらいやせこけて、わら草履を履き、竹の杖をついたじいさんが・・

教えてやろう・・
な、なんだなんだ!え?なんだい!誰だい!?
死神だよ・・
わっ!!ああ嫌だ・・ここへ来た途端急に死にたくなったんだ!てめえのおかげだな?こん畜生め!そっち行け!!
まあそう邪険にするな・・色々相談もあるから・・
嫌だよ!相談なんぞ・・
おいおい・・待ちなよ・・逃げたってダメだ・・
お前は歩いて逃げる・・俺は風邪にのってふわっと飛ぶんだから、逃げられやしない・・
まあ色々話もあるからこっちへ来い・・
何を言ってやがんだい!死神に相談なんぞしたってしょうがねえじゃねえか!
そう死神死神と邪険にするなよ・・俺とお前には深い因縁がある・・
まあそんなの言ったってわかりゃしねえがな・・
だいぶお前困っているようだ・・いいことを教えてやろう・・
い、いいことって下請けかなんかさせようってんだろ?
何を言ってやがんだ・・死神の下請けなんて商売があるか・・
おめえ医者になんな・・
は?医者になれって、俺ぁ脈のとり方ひとつだって知らねえんだぞ?
教えてやる・・いいか?
病人の寝ている枕元か足元か、長患いをしていりゃあどっちかに死神がひとりはつく・・
足元につくのはなんとかまだ脈がある・・枕元に座るようになったらもうだめだ・・寿命がねえんだから手を付けなさんな・・
そこでお前が呪文を唱える・・
死神が離れれば嘘のようにけろっと治る・・・立派な医者になれる・・
じゅ、、呪文ってのは?
決してこんなこと人に言うなよ・・・
あじゃらかもくれんきゅうらいすてけれっつのぱ・・ポンポンっと手を二つ叩くんだ・・
それをやられたらどうしても死神は離れなきゃいけねえことになってる・・
ただし、もう一度言うが枕元にいる死神には手を付けるんじゃねえぞ・・・
やってみな・・
あじゃらかもくれん?きゅうらいす?てけれっつのぱ?で手を二回?ポンポンっと・・
あれ?死神さん?・・・いなくなっっちゃった・・
呪文唱えたからいなくなったのか!いいことを教わった!
 

うちへ帰ってくるなり看板なんてものはありゃしない・・かまぼこ板かなんかに書いて表へ出しと、ものの十分経つか経たないかのうちに・・

ごめんくださいまし!!
はい!
こちらはお医者様でいらっいますよね?
へ?あぁそうか医者か・・そうです!医者ですよぉ!?
手前は日本橋の越前谷正兵衛と申します者の手代でございますが、主人が長病でございまして、色々と先生に見ていただきましたが、もう手遅れだと申しますので、仕方がないそうなればと占いの人にお伺いしてみたところ、北西に進路をとって最初に見た看板の先生が必ず治してくれるとお伺い致しましたので、やって参りました・・
ああ、じゃああたしの所が最初かい?ほぉ・・じゃ、じゃあ行きましょうか
 

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あ、あなたが先生?
ええ、先生ってのはどうも、あたくしなんです、へへへ・・
 

どうも見ると小汚いなりをしている・・・とんでもない人を頼んでしまったと思ったが、まあ占いの通りだからしょうがない・・見せるだけならば構わないだろうということで案内をされ、奴さんもおっかなびっくり入ってみると・・いいあんばいに足元に死神が座っている・・・

これが主人?あ、そう・・いや、これは治るね!!
しかしどの先生もみな・・
いやあきっと治りますよ!治せばお礼はいただけるんですね?ああ、分かりました
あたくしはね、医者ばかりでない、おまじないもちょっとやるんでちょっとお待ちください
あじゃらかもくれんきゅうらいすてけれっつのぱ、ポンポンっ
 

死神がすっと離れると、今までうなっていた病人が・・

ゴホっ・・ゴホっ・・お茶を持ってきてくれないか?
あぁ、頭から雲がすっと晴れたようだ・・腹が減ってきたが何か食いたいな・・
先生!主人が何か食べたいと申しておりますが、やはりおかゆなんぞから・・
いやあなんでもいいよ、うな丼でも天丼でも構わないから・・え?お薬?あぁ、ちょっといらっしゃい!
 

うちへ連れて来ても、何にもありゃあしない・・台所を見回すと、大根の葉っぱがありましたから、こいつをすりまして・・

どうも、お待たせしました、これお薬
こ、これは煎じるんでございますか?
あ・・あぁ・・まあ口に入ればどうでも構わないんだ・・
ずいぶんといいかげんな・・
 

この薬を煎じて飲ませてみるってとケロケロっと病人が治る・・

 

こりゃあどうも不思議だ、あの先生はご名医だという評判であっちからもこっちからもいいあんばいにみんな足元の方に座っている・・その中でごくたまに枕元に座っている・・

あぁ・・こりゃあもうダメです、寿命が尽きてるからお諦めなさい・・
 

出るか出ないかのうちに息を引き取るという・・

 

今までは裏長屋でくすぶっていたやつが邸宅を構え、着る物は着る、うまいものは食う・・そうなるってとこじわの寄った女房は面白くないからってんで、若いちょっとおつな女なんかをおいて、どんちゃん騒ぎ・・うちの方にも帰らない・・

 

女房はやきもちを妬いてぎゃあぎゃあ言う。ああもうかかあなんざいらないってんで子供と金を預けて別れてしまう・・・

 

 

part2へ続く

 

 

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【死神を聞きたい方へ】

 

圓生百席(23)品川心中(上・下)/死神

圓生百席(23)品川心中(上・下)/死神

 

 

 

死神

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