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どこにでもいる普通の大学生が普通から脱却するため、ブログ始めました。片方は映画、もう片方は落語についての記事を書きます!

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【映画紹介】手にしてはいけない能力、目にしてはいけない映像。「クロニクル」

んにちは。

ぁゃゃです。

 

回は超能力を手にした若者の姿を描く

クロニクル

を紹介します!

 

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①映画情報とあらすじ

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映画情報

クロニクル

公開日:2013年9月27日

監督:ジョシュ・トランク

出演:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダンほか

制作国:アメリカ(2012)

上映時間:84分

あらすじ

平凡で退屈な日常生活を送る3人の高校生アンドリュー、マット、スティーブは、ある日、特殊な能力に目覚める。手を触れずに女子のスカートをめくったり、雲の上まで飛んでアメフトをしたり、3人は手に入れた力を使って刺激的な遊びに夢中になっていく。

しかし、そんなある時、あおってきた後続車両にいら立ったアンドリューが力を使って事故にあわせたことから、3人は次第に自らの力に翻弄され、事態は予期せぬ方向へと発展していく。

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②見どころ(ネタバレなし)

新感覚!ファウンドフッテージ

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の映画は“ファウンドフッテージ”という形式で撮影された作品です。

ファウンドフッテージとは、撮影者が行方不明などになったため、埋もれていた映像という設定のフィクション作品のことです。撮影者と無関係な者の手に渡り、そのまま公開されることになったという設定でもあります。

超能力を利用した独特のカメラワークによって映し出される、超能力を持った若者たちのクロニクル(記録)をぜひ。

 

派手なCGと若者の心理描写

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能力を手に入れた彼らによる派手でクールなCGアクションに目がいきがちですが、本当に注目していただきたいのは、そんな超能力を手に入れてもなお存在する若者の独特な心情です。

貧乏な家庭に育ち、学校でもいつも一人ぼっちのアンドリュー

生徒会長に立候補する学校の人気者スティーブと、お調子者でノリのいいマット

彼らに顕在する上下関係劣等感

そんな彼らの関係性は超能力を手に入れたことで(一番超能力を上手に扱えるのはアンドリュー)どう変わるのか?周りの環境はどう変わるのか?それによって彼ら自身はどう変わるのか?

彼らの姿に、あなたもきっと共感するはずです。

 

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③感想(ネタバレあり)

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述で、「超能力を手にしたことによって彼らの関係性はどう変わるのか?」と書いてあります。個人的な感想としては「何も変わらない」が答えだと思います。

 

超能力を手に入れる前のスティーブマット、そして主人公のアンドリューの間には若者、特に学生特有の上下関係が存在していました。

友達やガールフレンドに恵まれ、充実した生活を送っていたスティーブマット

貧乏な上に両親に恵まれず、いつも浮いている存在のアンドリュー

いわゆるスクールカーストというやつですね。スクールカーストに属するスティーブとマット。そして、スクールカーストに属するアンドリュー。学校では周りに馴染めず馬鹿にされ、家では暴力的な父親と病気の母親が待っている。そんなアンドリューは劣等感に苛まれ、恵まれない環境に不満を募らせます。

アンドリューとマット、スティーブは超能力を手に入れたことで、つるんで遊ぶようになります。超能力を使った遊びイタズラ女の子のスカートめくるのは全国共通なんですねオホホ)を覚えた彼らの生活は大きく変化したように見えます。

超能力を手に入れる以前から友達や彼女と青春を謳歌していたスティーブやマットの生活は、超能力によってさらに刺激的で楽しいものになったのかもしれません。

しかし、アンドリューの生活はどうでしょうか。

超能力で人気者になろうとしても失敗してしまうし、超能力があっても父親は暴力的だし母親の病気もよくなりません。結局何も変わらないのです

むしろ彼にまとわりつく劣等感や社会への不満は超能力によって増加してしまったようです。そんなアンドリューがたどり着くのは超能力での暴走しかありませんでした。ラストのマットとアンドリューのバトルシーンには、圧倒的な迫力、そして計り知れない悲しみを感じることでしょう。

超能力を題材にし、青春の美しさを増長するクールで華やかなものとして扱っています。それと同時に、そんな超能力の無意味さ脆弱さアンチテーゼとして扱った作品と言えるでしょう。これは、魔法を題材にした「千と千尋の神隠し」や錬金術を題材にした「鋼の錬金術師」でも似たものを感じることが出来ます。

現状を変えるのは、まぎれもない自分自身です。

 

おわりに

メリカでは大ヒットしたものの、日本ではあまり知られていない映画「クロニクル」。84分と短めながらしっかり楽しめる作品ですので、ぜひ!

 

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